誰を信じていいのかわからなくなり、残業で一緒になった同期の男子社員に愚痴った。



その男子はK氏にもAさんにもかわいがられていて、私生活でも付き合いがあるようだった。


2人の話題をふってみた。


すると彼は「僕は二人共信用してないよ。Aさんはいい先輩だけど。あの二人、できてるんじゃないかって僕は疑っているんだ。奥さんや彼氏がいるのにさ、遊びなのかな、嫌だなあって思うよ。でも大人だしどうでもいいけどさ。」

と更に驚く話を聞いた。


「前に、k氏と僕とAさんの3人で飲みにいった事があったんだ。皆べろべろになっちゃって、終電にかけこんで帰ったんだ。一番近い駅はAさんで、次が僕、一番遠い駅なのはK氏だった。なのに、Aさんが降りたら、K氏も降りて追っかけて行った。僕はとっさにK氏を止めたんだけど、酔っぱらってて、振り払って降りちゃった。」

「翌朝、K氏の奥さんから電話がきて、主人が昨夜帰ってこなかったのですが知りませんか。と聞かれた。嘘ついて知りませんと答えたけど。」

「翌日、二人別々に聞いたんだ。K氏は、ちゃんと帰宅したと言って嘘ついた。Aさんは、僕にK氏が一緒に降りたことを知られてるから、それが前提で、”困ったわよ。K氏が付いてきてさ、アパートに連れていけ、と言うのよ。振り切ってまいて帰ったわよ。”と言ってた。僕は多分、K氏は彼女のところに泊まったと思う」


「彼女は、誰とでもOKな人だって有名なんだよ。K氏は女癖が悪い。この二人が何もないはずがないだろ」


ショックだった。


先輩Aさんは、とても良い人で、優しくて大好きだったから。

彼氏もいたし、とてもそんな人に見えなかったし、彼女もK氏を嫌っている風にしていたから信じていた。
K氏がAさんに気をつけろと言うのは嘘ではないだろう。


AさんはK氏と仕事をしたいのだろう。私と代わりたいのだろう。
そしてK氏は、例え一回限りの浮気でも、Aさんに暴露されるのが怖いのだろう。



自分がまだ未熟な時の話。いい勉強になった。