私がハイキングに行くメンバーになったと知ったK氏は、その日の前々日に、私にこう言ってきた。


「ハイキング、行くのやめてくれないかなあ。」

「うちの奥さんに話したら、一緒に行くと言って聞かないんだ。いつも構ってあげてないし、奥さん同伴でいく事にしたよ。それで、一緒にいく女性は誰なのか聞かれて、教えたら、君をメンバーからはずせと言うんだよね。」


という、腹立たしいというか、意味不明な話を平然としてくるK氏。



私は、もともとK氏がメンバーにいるのが嫌だったので、行くのをやめた。

でも、会った事もない、興味もないK氏の奥様の意向を聞いて辞退したと思われるのは嫌だった。


誘ってくれた同期の子に話すと、

「気にしないで行けばいい。あんな馬鹿夫婦は無視して自分たちだけで楽しもうよ」

と一緒に怒ってくれた。
でも、私は全く行く気が失せていた。



K氏は、私が聞いてもいないのに、言い訳をしてきた。

「僕が浮気してると妻は疑ってるんだよ。一緒に行きたいっていうのも本当にハイキングなのか確かめるつもりなんだよ。しかも、君と浮気してると思い込んでるみたいでさ、困ってるんだよ。違うと言っても信じてくれなくて。」


と言いながら、自慢気で、奥様から愛されていると言わんばかり。


おそらくこいつは家で、「会社の女の子が誘惑してきて困るんだ」みたいに嘘ついてて、奥様をわざと嫉妬させて楽しんでるじゃないのかと思ってしまった。


私たちの前で、奥様の話をよくするのも、女子社員に嫉妬させようと思っているのでは?と謎が解けてきた。誰も嫉妬なんかしないのだが。

何て自惚れの強い奴だ。と益々嫌になった。